メンター三田会の沿革
2004年7月16日 メンター三田会設立
初代会長に森靖孝氏、事務局長に鈴木茂男氏が就任。
「メンター三田会設立趣意書」
慶應義塾は、つねに時代の発展の最先端を担う人材の輩出を志している。
そして、今日まで、幾多の有能な人材を産業界へ送り出してきた歴史があり、それは、我々の誇りである。
近年、情報技術、ナノテクノロジー、遺伝子工学など、科学技術の進歩は著しく、21世紀の社会や産業はこれらの技術を取り入れて、目覚ましい変革を遂げ始めている。この世界の潮流の中にあって、新たに起業を志す者、既存の企業にあって新事業を志す者の育成は、日本の将来にとって重要であり、広く世界にとって価値ある貢献となる。
これらの人材育成にあたって、慶應義塾で先に学んだ者がその事業の実務経験から学んだ事柄や人脈に関する情報を後に学ぶ者に伝え、あるいは互いに切磋琢磨して学びあうことにより、学問の基礎のうえに加えることができれば、まさに「慶應義塾の目的」にふさわしい内容となろう。そのように、指導・教育し引き立てる者を、古代ギリシャの伝説に倣い、メンターと呼ぶ。
慶應義塾のメンターは、塾生、教育、教職員による新事業の創造を支援する活動を行う。
その活動は、単にビジネスの方法や技術に関する知見のみならず、世界に通じる人格の陶治へのアドバイスなどを含む。当会は、メンターが効果的で円滑な支援活動が行えるよう、関係機関との協力、メンターの共通の課題の研究、情報交換、関係者相互の友好や親睦を図り、また、国内外の他大学、同様の団体との交流を図る。
これらの活動を通じて、慶應義塾とわが国産業界の発展に寄与するため、ここに「メンター三田会」を結成する。