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恐れずに行動することで未来を変えて社会を創る

更新日:2022年12月28日

岩本祐介さん

メンター三田会事務局

三菱地所株式会社 フレキシブル・ワークスペース事業部ユニットリーダー

2018年ラクロス男子日本代表 ヘッドコーチ


大西彩穂子さん

メンター三田会事務局

三菱地所株式会社 xTECH運営部(フレキブル・ワークスペース事業部兼務) 副主事


※所属は2022年12月末時点のものとなります


経歴

岩本:慶應義塾大学経済学部卒業。2002年、三菱地所株式会社に入社。ビル運営管理、広報部を経て、ビル営業部にてイノベーション創発拠点「Shin Tokyo 4TH」の商品企画・テナントリーシングを担当。その後、スタートアップエコシステム構築を行うxTECH運営部を経て、現在はフレキシブル・ワークスペース事業部にて、多様な働き方を提案するオフィスの開発・営業・運営に従事。また2016年~2018年にはラクロス男子日本代表ヘッドコーチも務めている。


大西:慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2012年に大手金融会社に入社し、法人営業やM&Aファイナンスに従事。2020年三菱地所株式会社に入社。スタートアップエコシステム構築を行うxTECH運営部にて国内外成長企業の誘致を担当。直近は本年1月開業の国内シード・アーリー期のスタートアップ向けオフィス「TOKIWA BRIDGE」の開発に携わる。



体育会活動に没頭した学生時代

岩本:大学時代はラクロスに没頭していました。特に印象に残っているのはU19のワールドカップに出場し、大敗したことですね。日本では通用していたことが世界では全く通用しない。まさに井の中の蛙だということを身を持って感じましたね。いくら国内で強くても世界で全く歯が立たないようでは意味がない。


そこで、日本のラクロスが世界で通用するためには、ライバル(仲間)を時短で育成すること、仲間と力を合わせてチームで闘うことが大事だと考えるようになりました。そこから、個人・集団の力を引き出したり、組織をマネジメントしたりすることに興味が湧いて、表のプレイヤーとしてよりも裏方として周りを支えたい、という想いが強くなっていきました。


ラクロスの世代別代表のコーチを経て、2018年にラクロス日本代表ヘッドコーチとしてW杯に出場後、現在はスポーツメンタルコーチとして全国7大学向けにスポーツメンタルコーチングのオンライン講座を主宰しています。


大西:私は体育会女子バスケットボール部に所属していて、在学中はバスケ一筋で打ち込んできました。ただ、途中古傷が原因で選手生活を断念する必要があり、そこからはマネージャーとしてチームを支えることになりました。


岩本さんのお話と繋がりますが、私も裏方でチームを支えるという経験を通じて、裏方の仕事に、地味だけども表舞台に立つ選手が感じる魅力とはまた違った魅力を感じましたね。選手が最高のコンディションでプレーできるように、選手個人のフィジカルや練習環境、OGOBからの支援体制等を整える、自分が選手の時は当たり前に用意されていた環境が当たり前に成り立っているものではなく、沢山の人を巻き込んで作り上げられていることを日々実感しました。


選手、OBOG、そして大学生に憧れる付属校バスケ部の学生らも含めて義塾全体が、バスケを通じて幸せや楽しみと感じて欲しい、そのための仕掛けを作ることに素直に喜びややりがいを感じました。この時の経験が三菱地所での仕事にも繋がっているのだと思います。


仲間と切磋琢磨して得た、諦めないスピリッツ

岩本:大西さんもそのような経験があるんですね。そういった意味で、私も大西さんも学生時代は共通してスポーツに打ち込んでいて、個人ではなくチームが一丸となって力を生み出せるようにサポートすることの大事さに気づくことが出来たんだと思います。


大西:あと付け加えるなら、学生時代にスポーツ経験では、あきらめないメンタルを持つことが身に付きました。慶應の体育会ってすごく厳しいですよね。どの体育会も岩本さんのように、日本代表やプロになるような選手が出るくらいレベルが高いので、その分練習も大変でした。でも、まさに岩本さんがおっしゃっていた、チーム一丸となって力を生みだすこと、あきらめずに高い壁に挑むことはスタートアップと一緒なんだと思います。私も岩本さんも学生時代のスポーツ経験があったからこそ、今の仕事に繋がっていると思います。



目の前の人を笑顔にできるのが「街づくり」の魅力

岩本:世界各地の街にはそれぞれに固有の文化や歴史が存在します。それぞれの街には独自の色があって、それを活かしながら、人が活躍できる場を作れるのが街づくりの魅力だと思います。街に来るのは無料ですから、色々な背景を持った人々がその街を訪れて、想い想いに時間を過ごします。訪れた人々をいかに笑顔にできるか、幸せにできるかを考えることが街づくりを担う者の使命であって、やりがいでもあります。


個人的な野望を言えば、スタジアムタウンを作りたいと思っています。スポーツがある街。平日も休日も、スタジアムに人が集まってきて、そこを中心としていろんな人が出会い、コミュニティができて、街が構築されていく。そういう街の存り方もアリなんじゃないかと思っています。


大西:私は2012年に大手金融会社に入社したのですが、M&Aファイナンスでは新聞に取り上げられるような大きな額のお金を動かす案件にも携わっていました。ただ、買収によって喜ぶのは限られた株主などがほとんどでした。買収された企業の社員は新しい経営スタイルに悩むことも多く、自分の仕事が周りの人を笑顔にしている、多くの人の役に立っていることを肌で実感しづらく、折角大きなお金を動かす仕事をするなら、目の前の人々を笑顔にできる、幸せにできるような仕事をしたい。そう思うようになり、デベロッパーとして街づくりを行う三菱地所に転職を決めました。



三菱地所の街づくり

岩本:私が今、三菱地所でしている仕事は新しいオフィス空間、オフィス環境を提案・提供していくことです。2020年のコロナパンデミックを受けて、勤務体系が大きく変化しました。また、DX化も私たちの働く環境を大きく変えていますね。こういった新しい社会様式の中で、改めて人と出会う価値、人と交流し、何かを創造することの価値が見直されていると感じます。先程話した、裏方的な文脈だと、こうした人が出会う場を作り、個々人が輝く舞台を整備しています。


大西:私はxTECH運営部という部署でスタートアップエコシステムを作る使命のうち、スタートアップ向け施設の運営や国内外の優秀なスタートアップを誘致する仕事をしています。三菱地所が街づくりを行う丸の内・大手町エリアは、かつては「大企業の街」でした。ただ15年以上前から街にイノベーションを起こすため、スタートアップと大企業が共存する街づくりを目指しています。より早い段階でスターアップと繋がるためにアカデミアとの連携にも取り組んでおり、アーリー期のスタートアップ向け施設「TOKIWA BRIDGE」は今年3月まで同じチームだった岩本さんと開設しています。



スタートアップ支援を通じて感じた魅力と可能性

岩本:20年前だと、そもそもスタートアップという言葉自体がほとんど浸透していなかったと思います。そこから時代の変化は激しく、特に現在はグローバル化・DX化が進み、時代の流れに敏感に対応した企業が大きく飛躍しています。スタートアップへの期待も大きい一方で、どれだけ良い技術を持っていても、やり方1つで潰れてしまう可能性を孕んでいます。大企業も新たなイノベーションを起こせなければ、時代に取り残されてしまうという危機感を持っています。


そこで三菱地所では、イノベーションエコシステムを構築するために、国内外のスタートアップやそれを支援するアカデミア、VC、協業を模索する大企業の新事業創造部隊の皆さんらが集い、互いの強みを持ちより、新たな価値を創造する場を丸の内に設けています。


スタートアップの皆さんにとっては、自分たちのプロダクトを社会実装するための実証実験の場や、マスに展開していくための大企業との共創の場、また、スポンサーを探す場になっています。


大企業にとっても、新たなイノベーションを起こすために、スタートアップの自由な発想や突出したスキル、スタートアップの皆さんが持つエネルギーから刺激を受ける場となっています。ちょっとしたきっかけで、スタートアップがあっという間に成長していく姿はとても刺激的で、そこで働く人々は輝いています。スタートアップというのはとてつもない可能性と魅力を秘めていると日々実感しています。



良い街が良い人、良い企業、良い文化を育てる

岩本:社会の原動力はやはり人だと思うんです。その根幹となる「人」が住んでいる・活動しているのが街です。その街を作るお手伝いをさせていただいているのが私たちというわけです。私たちがオフィスなど、人と人が出会う場所をつくり、そこで交流が生まれる。このように人が活性化すると、それが企業、街全体に良い影響をもたらし、良い文化を形成していきます。これからもこういう根本思想のもとで街づくりをしていきたいですし、良い社会をつくるお手伝いができることに誇りを感じています。



メンター三田会は出会いと発見の場

岩本:メンター三田会には、まさに現在進行形で社会を「創っている」方がたくさんいらっしゃいます。このような慶應のコミュニティ・コネクションは、スタートアップとして成長していく上でも非常に有益だと思いますし、どんどん活用して欲しいと思います。個人的には、今のメンターを超えていくような若い起業家が輩出されることに期待しています。メンター三田会の活動の中から慶應発のスタートアップが出てくると非常にワクワクしますね。



恐れずに行動することで未来を変えて社会を創る

大西:今の学生達に一つ伝えたいことがあって、それは皆さん一度で成功していないということです。大成功して活躍されている方でも、何度も失敗を繰り返して今の彼らがあるのです。だから失敗を恐れずたくさん挑戦してほしいです。


慶應の人たちは行動力はあるけれど、一方、恰好つけがちな人も多い気がします。でも、やっぱりそこは自分の目指したゴールに向けて泥臭く突き進んでほしいですし、自信を持って自分がやりたいことを発信してほしいと思います。やりたいことを口に出すと、反論を唱える人と出会うこともあるでしょう。しかし、意見が違う人と話すことで、自分のやりたいことがさらに強固になっていきます。そして、自分のやりたいことが社会にとって大事だと信じつづけた先に、望む未来が待っていると思います。


岩本・大西:私たちが三菱地所を通じて行っていることもまさにそうです。恐れず、そこに集まる人々が幸せになれる街を目指し続けることで、新しい社会やそこから広がる未来を創っていきたいと思っています。



画像:2022年12月21日(水)実施 メンター三田会忘年会 集合写真(新東京ビルにて)



インタビュー担当:KBC18期 加藤剛士 小手川寛人

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