思い入れと思い込みの違い

 森靖孝さんと出会ったのは、私が大学4年生の時でした。当時メンター三田会会長代行として、学生たちの話をきちんと聞いて的確にプランをブラッシュアップされていたのを拝見し、感銘を受けたことを覚えています。飲み会に行ったり、深夜にすしざんまいの寿司を食べに行ったり、本当に人生を若者たちとエンジョイされておりました。


 森さんからかけられた言葉で特に印象に残っているのは、「思い入れは良いが、思い込みは良くない」です。

私自身、現在でも気をつけていることですが、思い入れと思い込みを区別して教えてくださったことは大変役に立ちました。


 大学院修了時に、森さんのご推挙もあり、メンター三田会の末席に加えていただき、学生に近い立場でいろいろなアイデア・プランをブラッシュアップする役割を担わせていただきました。


 その後、確か2016年に横浜のホテルで、森さん・成城石井創業者の石井良明さん・宮地さんと私の4名でカフェラテを飲んでいた時に石井さんと森さんが「メンター三田会は世代交代しなければならない。鈴木君が事務局長になってメンター三田会の運営を進めてくれ」という話をいただいた時には、内心非常に驚きました。もっと実績があり、経験豊かな方が事務局長になると思っていたからです。ただ、私は慶應義塾並びにメンター三田会での人の出会いに大変助けられてきたので、今までお世話になったことを考えれば断る話ではないと思ったので、お引き受けしました。


 森さんは並外れて聡明でいらっしゃいました。伊藤公平先生がまだ助教授の時(2006年か2007年頃)から「伊藤先生は将来必ず塾長になる」と内々の会合でおっしゃり、メンター三田会顧問をお願いしておりました。奇しくも森さんが亡くなられた直後に伊藤先生が次期塾長になることが決定し、大変残念ながら"伊藤公平塾長"との対面はかないませんでしたが、天国から「俺のいう通りだったろ♪」と笑いながらおっしゃっているような気がいたします。


今までどうもありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

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