名倉勝氏ご登壇「スタートアップエコシステムの最前線と日本の可能性」
- mentormitakai2016
- 5月7日
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2025年4月23日(水)、メンター三田会4月定例イベント「スタートアップエコシステムの最前線と日本の可能性」が虎ノ門ヒルズビジネスタワーにて開催されました。
【第1部:基調講演】
第1部では、CIC Japan合同会社CIC Instituteディレクターの名倉勝さんにご登壇いただき、スタートアップエコシステムの定義や日本の現状について講演いただきました。
本来2時間かかる内容をコンパクトにまとめてお話しいただき、エコシステムとは、起業家単独ではなく、投資家・事業会社・行政機関・教育機関などが相互に連携してこそ機能するものだと改めて理解を深めました。
具体例として、人材会社のマージン率を比較し、日本(30〜50%)に対して海外(約20%)といった違いにも触れ、エコシステムにおける各ステークホルダーの環境差についても解説。
今後は業種ごとに、たとえば創薬ならウェットラボ、医療機関、患者といったように、エコシステム内の構成要素をより精緻に分析する重要性が示されました。
また、日本におけるスタートアップ支援のあり方や、メンターの役割についても示唆があり、バークレーでは480名の起業家候補者に対して毎年一人ひとり面談・メンテナンスを実施している事例が紹介され、メンター活動の意義を再認識する機会となりました。


【第2部:学生ピッチ】
第2部では、StormStory代表の郡司大輝さんによる学生ピッチが行われました。
「若者は現在、1週間に1件程度しかSNS投稿をしない」というリアルな実態からスタートし、ありのままの魅力を切り取る次世代型SNS「Snipe」についてのプレゼンとデモンストレーションが行われました。
若い感性とデジタルネイティブ世代ならではの発想に、参加者からも多くの関心が寄せられました。
