top of page

タイミーは何故、ユニコーンになれたのか?―『起業の科学』から分析する──メンター三田会8月定例イベント開催報告

  • 執筆者の写真: mentormitakai2016
    mentormitakai2016
  • 9月7日
  • 読了時間: 2分

更新日:9月15日

2025年8月27日(水)メンター三田会8月定例イベント

2025年8月27日(水)、渋谷のSOILにて、メンター三田会8月定例イベントが開催されました。

当日は、急成長スタートアップ・タイミーの成長戦略を分析する基調講演と、「ケアと共生のかたち」を問う塾員ピッチの二部構成で行われました。



【第1部:基調講演】

池松 邦彦 氏(IKEコンサルティング株式会社 代表取締役/株式会社タイミー監査役)

テーマ:「タイミーは何故、ユニコーンになれたかのか?―『起業の科学』から分析する―」

池松氏からは、株式会社タイミーがユニコーン企業へと成長した背景を、「起業の科学」の視点から多角的に解説いただきました。

  • 「面接なし・履歴書なし・即日給与払い」という従来の常識を覆すサービス設計

  • コロナ禍での危機に際し、物流業界向けに柔軟に事業転換した対応力

  • プロダクト・マーケ・営業&CS」の三位一体の戦略に加え、ファイナンス・ロビイングも含めた組織的成長構造

特に注目を集めたのは、エンタープライズ企業(エンプラ)の開拓手法。

タイミーというとマーケやプロダクトがフォーカスされがちですが、顧問契約・キーマンアプローチから入り、無償のBPRコンサルを徹底的に実施することで信頼を獲得し、大手企業との取引へとつなげていったプロセスが共有されました。



【第2部:塾員ピッチ】

金子 智紀 氏(非営利型株式会社KOTOBUKI 代表取締役)

テーマ:「『ケアする/される』から『ともに生きる』社会へ」

後半は、塾員である金子氏が取り組む“共生のかたち”についてのピッチ。

介護・子育て・教育といった分野で、「ケアを一方的なものにせず、共に場をつくる」という理念のもと、現場での実践と学術研究を融合した取り組みが紹介されました。

課題先進国である日本の介護施設や現場をみたいという外国人向けの研修など新しいビジネスモデルを共有いただきました。



本イベントは、急成長スタートアップのリアルな戦略と、社会課題に向き合う実践者の想いを一度に体感できる貴重な機会となりました。

メンター三田会では、今後も実践知に触れ、つながる場を提供してまいります。



bottom of page